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ペルシャでチャランポラン 文・写真/河野朝子 |
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だいたい、日本のお役所がどういうつもりで危険地をランキングしているかは知らないが、私の体験を言えば、いわゆるテロに遭う確率なんて、欧州の都市をおのぼりさんがうろうろしていて怖い目に遭う確率より遙かに低い。もっと言えば、ヨーロッパを旅したたいがいの人が気づいているだろうが、大方の日本人の想像している『世界情勢』なんて、その大部分がCNNやABCが大本営の『アメリカ情勢』なのである。 アメリカの大使館をホメイニ政権下で占拠しちゃったこともあるイランは『テロ支援国家』と天下の合衆国に名指しされいる。まぁ、そう言われても仕方がない分子がどこかにいるにはいるのだろうが、スリかっぱらいに気をつけましょう、の欧州人全員がスリなワケでもなけりゃ、銃社会と呼ばれるアメリカ人が全員が乱射しまくってるわけでもない。イラン人全員がテロリストであるパーセンテージは欧州のスリ、アメリカの乱射よりもっと少ないのは明白である。 一時期、普段は米国に気を遣ったフリしてる(?)日本政府がどういうわけか結んだイランとのビザ無し渡航の協定の結果、イラン人が大挙して日本にやってきたことがあったが、日本に一つの国からの外国人があんなに固まっていたことはないというのに、そういえば私たちはイランのことなんて何にも知らない(現在はともにビザが必要)。 などとかなり“わかり切った気分”の私は、かねてより懸案のフレディの命日に、イランに向けて日本を発った。
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