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世界マンボ紀行 文・写真提供/パラダイス山元 |
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131.営業のお土産 メジャーでやっていてなにが一番儲かるかと、率直にお話すると、それは営業がわんさか入ってくるということだった。デビュー前にずいぶんとやっていた結婚式のパーティとか、会社の懇親会の余興など、慣れっこになっていたものの、やはりこれまでは身内や、誰々さんの知り合いなどの、なにがしか関係のあった人に限定されていたものだった。ところが、縁もゆかりもないのに、どうしてもマンボボーイズを呼んで、パーッとやりたい!などと思いつく人がわんさか増えてしまい、なんとも不思議な気分になってしまった。まったく知らない人の結婚式でいきなり出ていって、レコードに合わせてコンガやティンバレスを打ち鳴らし、最後には「オメデトウゴザイマース!」といって立ち去ってしまうのである。これでは染之助染太郎と、いったいどこが違うんだ!と、自問自答するのであった。それにしても、そういう会場をあとにする際、幹事さんらしき人からギャラとは別に引出物をお土産にもらって帰ったときなど、本人達以外親戚、親しい友人でさえも、もらってもよくわからない名前入りの写真立てとか、ワイングラスなどが出てくるたび、バームクーヘンでよかったのにぃ…と、ひとりぼやくのであった。
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